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 ・債務超過企業でも融資が可能に!
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 ・決算書の水準
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     金融庁認定支援機関税理士からの情報提供
銀行借入れの条件
特別の銀行融資で、債務超過の会社も救われるのよ!
銀行融資を受けたいなら…
 1. 決算書は、銀行融資課員が満足する水準で!
     
※ 「銀行融資向けモード」の決算書を!
 2. 融資資金の使途は、明確な記載と説明を!
    
 ※ 運転資金、納税・賞与・決算資金、設備投資
       赤字補てん等の資金使途ごとの返済原資を
       銀行は確認しています

 3. 資金繰り表は、社長の強力な「融資獲得対策」!
    
 ※ 銀行は資金繰表から返済原資を捉えます
 4. 自社の「信用格付」を知って動け!
     
※ 債務超過は債務者区分「破たん懸念先」!
 
 
決算書は銀行モードで!
× 情報不足(記載漏れ)の不備が多い『税務署向けモードの決算書』
 融資適格な『銀行融資向けモードの決算書』

■ 銀行借入れの条件

 中小企業の銀行借入れは、『銀行』と云う厄介な組織が介在します。
 この銀行が「首を縦に振る」融資条件が揃って初めて、貴方への融資が実行されます。
 実行されたら、この度は、銀行として貸出先への「与信管理」のため、いろいろな書類を要求されます。
 銀行が要求する書類を出せなければ、資金は原則的には、「回収」に向かいます。

 留意点を2つ
 その一: 窮境に陥った銀行債務者にとって、その書類で一番厄介で、銀行への提出が必須の書類は「事業計画書」です。
 その二: 決算書の社長自身による説明が求められます。
 元々、決算書は謂わば「舐め腐った」税務署向けの決算書では社長の融資債務者としての誠意ある融資対応ではありません。 融資の回収のための情報が満載の銀行にとって安心な決算書が「銀行融資モード」の決算書です。 


■ 大切なのは「融資債務者」としての借入態度

1. リレーションシップバンキング
   次のような心の触れ合いをとおした銀行融資の態度が、リレーションシップバンキングの意図するところです。
   これは、金融庁の金融検査マニュアルの運用方針の重要な一つです。
   ・ 銀行融資は金融庁の銀行に対する指導監督(金融検査マニュアル)が色濃く反映されます。
   ・ 銀行貸出のお客様には、平素から親しく接して、銀行として、経営状況を常に把握しなさいと云うワケです。
   ・ 金融検査マニュアルの運用に当たっては、機械的な「債務者区分」の適用にも、定数情報(数字情報)だけでなく、
    定性情報(会社や社長の性格等の情報)を取り入れなさいと云う指導も金融庁が銀行に対して行っています。


2.現代社会の経営インフラ
  
経営情報を如何に有効に融資銀行に伝え、説明するかは「事業の存続」に関わる経営問題です。

 (1)感ピュータとコンピュータの相違点
  感ピュータ経営と云うジョークも色あせるほど、古びてしまいました。
  コンピュータ経営と何処が違うか?それは、社長の「感」が記録できない、書面で伝達できないところが、最大のネック
 です。今の経営インフラは全て「近代西洋文明」の上に成り立っています。古い東洋的な「匠」の経営手法は、それなりに
 広大な世界が広がっています。しかし「情報を共有できない」点で、致命的な相違が存在します。

  あなたの会社は、銀行融資を受けた以上、経営体制は、銀行融資を基盤とする情報インフラ内で活動したいます。
 融資は関係ないとする企業は、感ピュータ経営でも、全く議論の埒外の話ですので、それはそれで勝手に経営活動戴ければ
 良いでしょう。

 (2)銀行の融資稟議書
  銀行が中小企業に融資するには、多くの「貸出先情報」を満載して、組織の承認が必要です。
  稟議書に載る情報の主なものは次のような融資先の情報です。如何に詳細な情報であるかが解ります。

  なお「運転資金」の融資については、運転資金が、運用によるドライマネーではなく、ウェットの性格を持っている
 ところから、銀行では「運転資金は巡回する」と云うような思想での運用資金融資の判断が働いています。「資金使途」は
 銀行融資の重要情報で、与信バランスの実態から資産項目の価値を算出し、貸出資金の使途は融資先のどの資産に見合って
 いるか(見合い資産)、自行の貸出シャアは何%か等から、資金使途の確定と、見合い資産確保の確認を行います。

  ①銀行の融資貸出科目、その条件 …(例)証貸、手貸、当貸; 期間一年、一括返済 
  ②融資状況、業績動向 …(例)与信バランス
                 手貸~預金高、当貸~保証協会保証、証貸~担保、外為~有価証券;総与信~保全、
                 裸融資残高
  ③信用格付 …債務者区分(正常先・要注意先・要管理先・破たん懸念先・実質破たん先・破たん先)
         行内格付(金融庁基準の信用格付「債務者区分」の細分化)
  ④資金使途 …運転資金(経常運転資金、増加運転資金、季節資金、納税・賞与資金、赤字補てん資金(本部決済))
         設備・投資資金(設備資金、M&A投資資金)
  ⑤預金状況 …(例)月中入金、月平残、固定預金、報酬収入(為替・振込手数料)、デリバティブ収益、職域取引、
            オーナー取引
  ⑥付帯取引 …(例)売上入金指定、買掛・給与支払元請け、納税指定、代手預かり、積立定期、非拘束性定期、
            代表者預金(預金・融資)、職域取引(従業員預金)
  ⑦他行取引 …他行とのバランス・動向
  ⑧融資の大義名分 …融資理由


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